水の研究ノート
雲はどうしてできるの?
地面の近くのしめった空気のかたまりが上昇していくと、上空で空気が冷えて温度が下がります。温度が下がると、冷たい水を入れたコップのまわりに水滴がつくように、空気中の水蒸気が水になり、あたりをただようごく小さな「ちり」にくっついて水滴になります。この水滴は温度が低いと氷の粒になりますが、これらはとても小さいので空中をただよい、たくさん集まって雲になります。
雲をつくっている水や氷の粒は、ただよっているあいだにおたがいにくっつきあい、しだいに大きくなっていきます。そして2ミリメートルぐらいの大きさになると、地上に落ちてきて雨になります。上空では氷の粒でも、地表の気温が高いと途中でとけて、雨としてふってきます。