大解剖!神戸の水道
神戸の水道の特徴
神戸の水はどこから来るの?
神戸市には大きな川や湖がありません。小さな川の水やわき水を利用したり、水をためておく貯水池をつくったりして、必要な水を用意しています。それでも、市民が使う水の約4分の1にしかならないので、残りの約4分の3は滋賀県の琵琶湖から流れ出す淀川の水で作った水道水を買って、長いパイプやトンネルを使って神戸まで運んでいます。また、神戸市のまわりにあるダムからも水を買い、水が不足しないようにしています。
神戸市が1日に用意している水


坂が多いから送るのが大変
神戸は坂が多いまちなので、水を送るのはほかのまちより大変です。水は高いところから低いところに流れるときに勢いがつきます。家がある高さによってじゃ口から出る水の勢いがばらばらにならないように、きれいになった水をためる配水池を使って工夫しています。土地の高さが高いところはポンプでより高いところにある配水池に水を送り、ちょうどよい勢いで水が出るようにしているのです。神戸市内の配水池の数は、坂の少ない大阪市の13倍もあります。