大解剖!神戸の水道
神戸の水道の仕組み
みんなに水を届けるために
神戸の水道は、明治33年(1900年)に日本で7番目に誕生しました。近くに大きな川のない神戸では、布引の滝の上流に貯水池をつくり、今の中央区と兵庫区の一部に水を送っていました。その後、神戸市の面積が大きくなったり、人口が増えたりしていくのにあわせて、貯水池をさらに2つつくり、それでも水が足りなくなったため、淀川の水を使うようになりました。
きれいな水に変身させよう
川や湖、貯水池の水はそのままでは飲めません。目に見えないばいきんや小さなごみを取りのぞくために、浄水場では毎日、貯水池などから送られてくる大量の水をきれいにして飲み水に生まれ変わらせています。
水道の施設はこんなにいっぱい!
貯水池
有効容量 | ||
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布引 | ・・・ | 601,028m3 |
烏原 | ・・・ | 1,315,139m3 |
千苅 | ・・・ | 11,244,266m3 |
合計:3カ所 | ・・・ | 13,160,433m3 貯水池の大きさ |
浄水場
ろ過能力 | 池・系列の数 | ||
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上ヶ原 | ・・・ | 70,000m3/日 | 8池 |
奥平野 | ・・・ | 60,000m3/日 | 4池 |
千苅 | ・・・ | 108,000m3/日 | 8池 |
本山 | ・・・ | 2,000m3/日 | 2系列 |
六甲山 | ・・・ | 1000m3/日 | 1池 |
合計 | ・・・ | 241,000m3/日 | 23池・系列 |
ポンプ場
ポンプ台数 | ||
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市街地:32カ所 | ・・・ | 162台 |
北神:14カ所 | ・・・ | 62台 |
六甲山:5カ所 | ・・・ | 11台 |
合計:51カ所 | ・・・ | 235台 |
配水池
容量 | 池の数 | ||
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126カ所 | ・・・ | 576,236m3/日 | 257池 |
学校のプール1,600杯分! |
水道管(配水管)
長さ |
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4,819,737m |
神戸からシンガポールまでの距離と同じ! |
いつでも水が使えるよ!
配水池にたくわえている水の量などは、「テレメータ・テレコントロールシステム」というコンピュータシステムを使って24時間監視しています。水の情報は奥平野浄水管理センターにある中央監視制御室に自動で集まります。水道の使用量は、朝や夜のごはんを作る時に多くなりますが、使用量が増えても、いつでも家や学校に必要な量が届くよう調節しています。