神戸の水道がわかるみずトピア

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大解剖だいかいぼう!神戸の水道

災害さいがいに強い水道づくり

いざという時の飲み水を準備じゅんび

地震じしんなどの災害時さいがいじ準備じゅんびもふだんからしています。「緊急貯留きんきゅうちょりゅうシステム」もその一つで、配水池はいすいちせんを閉める方法と大容量貯水槽だいようりょうちょすいそうを使う方法があります。配水池はいすいちせんを閉める方法では、地震じしんが起きると配水池はいすいちに自動的に指令しれいを出し、水をためている配水池はいすいち緊急遮断弁きんきゅうしゃだんべんというせんを閉めます。水道が止まっても、この配水池はいすいちの水を飲み水として使うことができます。大容量貯水槽だいようりょうちょすいそうを使う方法では、地面の下にうめている大きな貯水槽ちょすいそうを利用します。ふだんから安全な飲み水が流れている貯水槽ちょすいそう緊急遮断弁きんきゅうしゃだんべんを閉めて、水道管と切りはなし、たくわえて飲み水として使います。

緊急貯留システム(配水池)

地震じしんに負けない水道をつくる

阪神はんしん淡路大震災あわじだいしんさいで神戸の水道は大きな被害ひがいを受けました。次にまた地震じしんが起きた時のために、古い水道管すいどうかん地震じしんに強いものにする耐震化たいしんかを進めています。また、耐震化たいしんかされた水道管すいどうかんあみの目のようにつながっていることで、災害時さいがいじにできるだけ早く水を届けられるように工夫しています。

非耐震管:地震の力で引っ張られると外れてしまう
地震の揺れ 外れない!
耐震管:地震の揺れで力がかかっても外れない

災害さいがいのときに水が使える場所はどこ?

万一のときにそなえて、貯水機能ちょすいきのうのある災害時給水拠点さいがいじきゅうすいきょてんで飲料水を確保かくほして、災害さいがいが起きた直後から水を供給きょうきゅうできるようにしています。また、学校など避難所ひなんじょになる場所に、水を出すための災害時臨時給水栓さいがいじりんじきゅうすいせんをつくっています。このような場所に行けば、いざという時も身近なところで水がもらえます。給水栓きゅうすいせんの組み立て方や使い方は、地域ちいきの給水訓練で、ふだんから練習しておきましょう。

貯水機能ちょすいきのうのある災害時給水拠点さいがいじきゅうすいきょてん

緊急貯留きんきゅうちょりゅうシステムによって飲料水が確保かくほされる配水池や貯水槽ちょすいそうなどは「貯水機能ちょすいきのうのある災害時給水拠点さいがいじきゅうすいきょてん」として、市内62カ所にシンボルマークが設置せっちされています。

●いつでもじゃぐち

学校までの水道管の耐震化たいしんかが完成したシンボルとして小学校などにあり、ふだんは水飲み場として使い、災害が起きたら専用のじゃ口として使います。

●ふっQすいせん

災害時に使う給水口きゅうすいぐちです。小学校などにあり、災害が起きたら専用の器材とじゃ口をつないで水を出します。

新しいトンネルに水をためているよ

阪神はんしん淡路大震災あわじしんさいの前、神戸では、淀川よどがわの水で作った水道水を六甲山ろっこうさんの中を通る2本の送水そうすいトンネルで東灘区から西区まで送っていました。震災しんさいの後、2本のトンネルとは別に神戸のまちの地下に地震じしんに強い送水そうすいトンネルをつくることを決めました。新しくできたトンネルは「大容量送水管だいようりょうそうすいかん」という名前で、直径は2.4mもあり、水を送るだけでなく、ためることもできます。トンネルが大きい分、ためる水も多く、災害時さいがいじ大容量送水管だいようりょうそうすいかんだけで神戸市民全員が1日あたり3リットルを12日分使える量の飲料水が確保かくほできます。平成10年(1998年)に始まった工事は20年近くかけて、平成28年(2016年)に完成しました。